日々のだらだらを


by catsleeps
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弱点

というわけで、弁護修習で、
いろいろと面倒を見ていただいた、
期の若い先生に指摘された、
僕の起案の弱いところ。

自分の側の主張ばかり書いて、
動かし難い事実から書いてなかったり、
最終的に要件事実の認定に結びつかない
事実を書いていたりするそうです。

尋問事項とかでも、
こっちのストーリィはこうだ、
という主観が透けてみえる感じで、
弁護士が「言わせてる」という印象を、
裁判官に与えるんじゃないか、
と言われました。

「自分はこう思う!
だって証拠がこうだから!」

よりは、

「こことここは、客観的に動かし難いですよね。
そうすると、こうとしか考えられないですよね」

という「水を向ける」感じが良いのだそうです。

できるだけ、相手方が反論しにくいもので、
自分の主張を構成することが大事だそうです。

せっかく自分たちの主張をわかりやすく説明しても、
「そうとは限らないでしょ」という部分が多いと、
書面全体として説得力がなくなるということでした。

うーん、
具体的な事件を素材にして話をしていたので、
守秘義務の都合上、抽象化してますが、
ちょっとわかりにくいかな。すみません。

自分が理解したところとしては、
自分たちのストーリィを主張したあとに来る、
「いやいやそうとは限らないでしょ」という反論に対して、
動かし難い事実を示しながら行う再反論の
「だって、これも、あれもあるよ」といの部分から
論を進めたほうがいい、という感じです。

なるほどなあー。

対策としては、時系列表を書いて、
動かし難い事実はなにかを認定し、
その上で残りの事実を見る視点を書けばよいのでは、
と思ってみたり。

H19の民事系大大問と同じ感じでしょうか(そうか?)。

ちなみにH20の大大問は良問との噂も聞きましたが、
僕はまだ見てません。



書面の目的を考えて、
裁判官にどうしてもらいたいか、
どういう判決を書いてもらいたいかを考えた上で、
判決を書くときに裁判官が知りたいと思う事項から攻める、
というのが大事だそうです。

そんなわけで、いろいろと話を聞いていたら、
絶版になってると思われる事実認定の本を
2冊貸してもらえました。

51期では、修習生必読本だったみたいです。
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by catsleeps | 2008-05-24 00:29 | 実務修習のこととか