日々のだらだらを


by catsleeps
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今週の

ビックリドッキリメカー!ではなくて。

びっくりどっきりしたこと。

先生にくっついて、弁論期日に行きました。

春は異動の時期らしく、裁判官が交代して、
弁論の更新をしていきます(民事訴訟法249条)。

で、他の事件の弁論を見てると。

裁:他に申請したい証人いますか~?
原:え、いや、前の裁判官が、
  証人尋問はやらないのか、というので
  申請したんで、特に他には……(困惑)

というやりとりがあったり。

それまでの流れを知らずに、
事件処理しなくちゃいけない裁判官は大変だなあ、
などと思ってみていました。

さてさて、うちの先生の事件になりました。
次回弁論終結予定でいいけれど、話し合いもしたい、
という流れで。

裁判官の方が、
「じゃあ、次回、弁論準備期日で、
弁論はどこかの部屋でやったことにして、
終結しましょう」と。

……えっ!?

先生も驚いた様子で、
僕に向かって「そんなことできるの?」と聞いてきます。

他にも代理人の先生がいたのですが、
その先生も慌てて、手続上問題があると思います!と言います。

書記官の方も慌てて、先に弁論を法廷で終結してから、
和解期日ということにしたほうがいいのでは、と裁判官に言いました。

……そんなわけで、
無事(?)弁論期日が指定されました。

いやー、ヒヤリハットで済んでよかったよかった。



解説が必要な人が、
このブログ読んでいる気はあまりしないのですが、
為念。

憲法82条では、
民事裁判の口頭弁論期日は公開法廷でしないといけない、
(「裁判の対審は公開」という部分がそうです)
ということになっています。

で、弁論準備手続は、
当事者にしか公開されていないので、
「弁論は他の部屋でやったことにして、終結」してしまうと、
本来公開されるはずだったものが、
公開されずに終わることになります。

そうすると、憲法違反ということになってしまい、
いくらその場で両当事者が
「それでいいです」と言っていても、
あとから代理人が解任されて、
別な代理人がついたときなんかに、
重大な手続違反だー!
(絶対的上告理由。民事訴訟法312条2項5号)
とか言われかねないということになります。

弁護士も、裁判官も、
ぞろぞろ部屋を移動する必要がないので、
楽といえば楽なのですが、
そういうわけにもいかなかったりするのでした。
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by catsleeps | 2008-04-13 01:54 | 実務修習のこととか