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日々のだらだらを


by catsleeps
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とても久しぶりに

吉本ばななの書いた小説を読んだら、
保坂和志の「小説の自由」を読んでいることもあってか、
最初、飲みなれない水みたいに、文章が頭に入ってこなかった。
というよりもむしろ、頭には入ってくるけれど、比喩なんかが、
なんだか気恥ずかしくちゃんと読めない。

それでも読んでいたら、
ああ、たしか昔こんな水も飲んでいたなあ、
という感じにだんだん慣れてきて、
とりあえず短編をひとつ読み終わったけれど、
吉本ばななと同じく中学高校時代に大量に読んだ村上春樹の文章は、
久しぶりに読んでも別にそんなに違和感なく読める。

この違いはなんだろうと思いながら、それよりも、
吉本ばななのその短編の物語の展開というか飛躍の仕方が、
とても安達哲のマンガに似ているなあ、と思ったところが面白かった。

これは別に、安達哲のマンガと物語の飛躍の仕方が似ているかどうかは問題ではなくて、
それを読んで自分がそう思ったというところが面白いと思った、ということで、
なんでこんなにまわりくどい感じの文章を書いているのかというと、
保坂和志の文体がこんな感じだからで
(しかも「小説の自由」では話がどんどん横道にそれていく感じで展開されていくけれど、
本人もそれで良いと思って書いている)
これはこれで、結構慣れるまでは時間がかかるけれど、
慣れてしまうと読んでいて非常に違和感なく頭に入ってきて、むしろ読みやすい。



というわけで(と、ここで文体を変えて)。
ここ数日は小説やらエッセイやら読んでいます。
どうも勉強してないよなあ、と思ってたら、
なんと!(驚くところではない)
ベッドの枕元の床上に大量の本が積んでありました(ジャジャーン)。

他にも海外のミステリィとかも読みましたし、
ほうっておくと、本ばかり読んでる毎日です。
このペースで勉強の本が読めれば、と思わないでも……。

まあ、飲んでばかりいるわけでもなく、読んでもいたりするということで。
by catsleeps | 2006-09-11 00:55 | 毎日のこととか