平等主義
2009年 06月 01日
土日は、書面をpdf化して、仕事を家に持ち帰り、
移動時間や、ちょっとした合間を縫って、
マルコム・グラッドウェル「天才!」(勝間和代訳)を読んでたのですが、
その最後の部分で、勝間和代が、
天才が天才となることができた「好機」は、
本来もっと多くの人に与えられるべきものであるにもかかわらず、
今の世の中では、それが与えられていない不平等が意識されないまま、
狭隘な自己責任論とかが振りかざされがちだ(独断と偏見によるまとめ)、
というようなことが書いてありました。
で、その後、
佐藤優の「獄中記」が文庫化されたものを読んでいるのですが、
その中でも小泉改革が、平等社会日本の基礎体力を高め、
経済を活性化するべく、格差是正をする政治に歯止めをかけた、
というような分析が書いてあって、ジャンルが全然違う本なのに、
内容が微妙につながっていることに、とても刺激を受けました。
それだけ、今の日本で、
「平等」ということをどう考えるかが重要な問題になっている、
という見方ができると思いますが(そんなこともないか)、
むしろ、こういう発言が、法律と関係のないところから出現しているというところに、
自分が驚くことに驚くというか、自分が普段、あんまり物を考えずに、
うすらぼんやりと生きていることを反省する機会になって、
面白かったです。
移動時間や、ちょっとした合間を縫って、
マルコム・グラッドウェル「天才!」(勝間和代訳)を読んでたのですが、
その最後の部分で、勝間和代が、
天才が天才となることができた「好機」は、
本来もっと多くの人に与えられるべきものであるにもかかわらず、
今の世の中では、それが与えられていない不平等が意識されないまま、
狭隘な自己責任論とかが振りかざされがちだ(独断と偏見によるまとめ)、
というようなことが書いてありました。
で、その後、
佐藤優の「獄中記」が文庫化されたものを読んでいるのですが、
その中でも小泉改革が、平等社会日本の基礎体力を高め、
経済を活性化するべく、格差是正をする政治に歯止めをかけた、
というような分析が書いてあって、ジャンルが全然違う本なのに、
内容が微妙につながっていることに、とても刺激を受けました。
それだけ、今の日本で、
「平等」ということをどう考えるかが重要な問題になっている、
という見方ができると思いますが(そんなこともないか)、
むしろ、こういう発言が、法律と関係のないところから出現しているというところに、
自分が驚くことに驚くというか、自分が普段、あんまり物を考えずに、
うすらぼんやりと生きていることを反省する機会になって、
面白かったです。
by catsleeps
| 2009-06-01 21:21
| 弁護士業務のこととか