日々のだらだらを


by catsleeps
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刑事弁護人の役割

長年、刑事弁護に携われてきた先生のお話ですが、
いよいよ裁判員裁判もスタートした今だからこそ、
意味があるような気もします。

ただ、ずいぶん前に聞いた話なので、
もはやうろ覚え(汗)なのです。
独断と偏見により歪んでいるかもです。
ごめんなさい。

刑事弁護人の役割その1。

なんといっても冤罪を防ぐ。
100件のうち1件でも、無実の人が処罰されてしまうなら、
それは刑事司法制度としては失敗。
そうさせないために、刑事弁護人がいる。

でも、そうすると一般の人の理解は得られない。
あいつが犯人に決まってるのに、なんで弁護士は、
あんなやつの弁護をするのか。

刑事弁護人の役割その2。

裁判はあくまで人が人を裁く制度。
その正しさの根拠は、手続きが適正に行われた、
というところにしかない。

そこでは、検察と弁護の力関係のバランスがとれていないと、
最終的な判断に偏りが出ることもある。
だからこそ、刑事弁護人がいる。

刑事弁護人の役割その3。

ここはあんまり覚えてないですが、
人質司法と言われていることからすると、
身体拘束からの解放か、
捜査機関に対する監視者というような話だったような。

刑事弁護人の役割その4。

ここが目から鱗というか、
個人的にも納得したのですが、
刑事弁護人が被告人と被害者との間に入ることによって、
憎しみの連鎖を断ち切る手助けをするということでした。

犯罪被害者の方にとってみれば、
被告人は非常に憎らしく思えて、
目には目を、歯には歯を、と思うときもあると思います。

しかしそこからは、なにも生まれない。

だからこそ、刑事弁護人は、負の連鎖を断ち切るために、
被告人と被害者とに関わることが大事だとおっしゃっていました。

まあ、人にもよると思いますが、
その先生は、応報刑を促進させる被害者参加制度には、
消極的なご意見でした。

自分が犯罪の被害に遭ったときに、
どこまで冷静でいられるかはわかりませんが、
刑事弁護人という仕事は、難しいことがいっぱいあるなあ、
と思います。
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by catsleeps | 2009-05-27 22:35 | 弁護士業務のこととか