日々のだらだらを


by catsleeps
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

法と経済学

最近思ったこと。

法律は説得の学問というけれど、
そこに中身はあるのかなあ。

「たしかに」「しかし」で導かれる結論は、
一見利益衡量の結果のように見えるけれども、
最初から結論ありきで、プラスとマイナスの事情を
並べているだけのように思える。

これは、昔、医療過誤訴訟の授業で来ていた、
病院側の代理人の先生も言ってたこと。

そこで、法と経済学のような観点が必要で、
どういう行動を社会に実現したいか、
という観点から法解釈が正当化されていく、
という理屈はとても面白いです。

ローであった民裁のガイダンスで担当された裁判官の方が、
裁判官になろうと思ったきっかけとして、
和解のダイナミズムみたいなものをとりあげていたが、
その時点の紛争解決だけではなくて、
その後の当事者の人間関係を良好なものにしていくために、
どういう解決をするのが良いのかと
裁判官と弁護士が知恵を出し合うのが、
非常に魅力的だった、というのは、
上記の法と経済学の視点と見ているものは、
同じではなのかも。

アメリカのようなジャッジメントローの国では、
契約一つ作るにも、法を形成しているという意識があるらしく、
そこが成文法の日本と大きく違って面白かった、という話も興味深い。
そこにある感覚も、上記法と経済学の観点と、
同じものをみているのではないでしょうか。

そもそも日本の法律論は、
「たしかに」「しかし」で説得的に書かれているように見えても、
英語に翻訳しようとすると、どうもトートロジーな文章にしかならない、
という体験談を聞いて、考えてみました。

こういう頭のいろんなところに散らばっていたものが、
あ、横断的につながるかも、と思える瞬間が好きです。
[PR]
by catsleeps | 2007-10-26 03:11 | 勉強のこととか